■ きっかけ

• ネットワークに常時接続しているからといって、自宅ではメール着信が即座に分かるわけではないですね。
• 例えば、パソコンを立ち上げておく必要があり、パソコンって気楽にリビンングに置くほど、デザインも良くないし。
• ということで、メール着信をランプで表示するようにしました。
• リビングなのでコードレスが最適でしょうから、要らなくなったコードレス電話を活用します。
• サーバ機の OS は FreeBSD を想定しています。

• 動作的には次のようになります。
  • サーバ側でユーザの着信を検知するとコードレス電話(親)から子機を呼び出す。
  • 子機の呼び出しランプが"メール着信"を意味する。
  • ユーザがメール読み出しをすると、子機の呼び出しを中止する。("メール着信"ランプ消灯)
• (要らなくなった)コードレス電話(親・子)が必要です。また、機種によって改造方法が異なりますから
  ここでは文章によって、要点を示します。
  • 親から子機を呼び出すためのスイッチにフォトカプラ(トランジスタ側)を接続します。
    コレクタとエミッタの極性については(１次側に電流を流して)、実際に試しましょう。
    1/2 の確率で分かります(笑)。
  • 次に、子機の改造として、内線呼び出しがあるとそれを"取る"ための改造が必要でしょう。
    このためには、"呼び出し"ランプ(LED)あたりから信号を取り出して、トランジスタを駆動し、
    "取る"スイッチに接続しておきます。つまり、"呼び出し"があったら、"取る"わけですね。
    このあたりも極性(コレクタ/エミッタ)さえあっていれば、たいがいうまくいくと思います。
  • さらに、子機では"通話中"のランプ(LED)があるでしょうから、これをトランジスタで
    バッファし、外部の"着信ランプ(LED)"を光らせます。
    ちなみに、この"着信表示"は、「高輝度青色 LED」を用いて、小型のガラスの置物を照明するようにしました。
  • たまたま、手持ちのコードレス電話は、子機呼び出しのスイッチが、"一度押すと呼び出し、
    もう一度押すと通話終了"であったため、サーバ側からは、子機を接続できたかどうかを
    知ることができませんので、親機の"通話中"ランプ(LED)をフォトカプラ(LEDに直列接続)で受けて、これを検出します。
  • トランジスタのタイプ(2SC/2SA)は、適宜選択して下さい。
  • そうそう、親機も子機も呼び出し音を消す改造もお忘れ無く。

• サーバ機とは RS-232C で接続します。

           番号    信号名    対応回路(接続先)
           ------	 --------  ---------------------------------------
           21      RTS       CD プルアップ抵抗用電源として利用
           20      DTR       "呼び出し"スイッチ用フォトカプラ(１次側)
            7      GNG       信号グランド
            8      CD        "通話中"検出入力(フォトカプラ２次側)
  	 

• プログラムは、 C言語のソース です。 10 分毎にユーザの /var/mail/USER-SPOOL を cron から起動されて監視しています。

• ピアノの下にコードレス(子機)をケースに入れて隠してあり、見掛け上はピアノ上の
  「ガラスのマスコット」があって、メール着信で青白く光るというスタイルとなっています。
• パソコンが２階にあったりすると、確かに便利ですなぁ。