装着型身体角度測定器で柔軟度測定!
(2003-1-10)
■ きっかけ
- 子どもと体の軟らかさを競うと、まあ勝てる訳はありません。
- が、しかし、負けてはいられないので挑戦です。
- こっちは「装着型身体角度測定器」というハイテクがあるのだぁ。
■ こんな感じで
- 体の前屈や後方屈伸、あるいは腕の前後の振り上げ(肩の角度)を調べる装置が必要となった。
- 簡単に装着して測定ができるものが良いだろう。
- 前方にも後方にも自由に動かされても測定可能(360度)とする。
- 精度は数%の誤差とする。
- 液晶表示とする。
- 乾電池で動作すること。
- 角度センサーはオムロン社の D5R-L02-60 という±60度が計れるものを利用した。
- 仕様書(d5r_linear.pdf)を読むと電源電圧に敏感なので三端子レギュレータを通しておく。
- X 軸と Y 軸の二つのセンサーで 360 度をカバーする。下は実験中の写真。
- 角度によって誤差が違うので、360 度を 8 区画に分割して、誤差の多い部分のみは両角度センサーの値を平均することにした。また、自動的に最大値を 10 秒程度ホールドして表示するようにした。
角度センサーの考察のための実験 | デバッグ中の本機 |
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- 角度センサーは、こんな回路図(ユニティゲインバファ)で受けて、CPU の A/D 入力につなぐ。
■ 写真
- 角度センサーユニットの中身(工夫次第でもっと小型になるでしょう)。マジックテープとかで身体に固定する。
- 完成した「身体角度チェッカー」。左側がセンサーユニットで、右側の弁当箱が電池ボックス。
■ 感想
- もう少しセンサー部を小型化すると良いみたい。あと、ケーブルも細くした方がよい。
- ついでに記録をパソコンにシリアルで送る機能も追加。
- このハイテク装置のお蔭でもっと運動し始めたかどうかは秘密。