コーヒーの出来立てチェック 
(2000-7-11)
■ きっかけ
 
    -  「コーヒーの出来立て」をネット上にみんなに知ってもらうために作りました。
    
 -  CGI スクリプトで経過時間を Web 上で見られるようにもしました(ここでは説明をしていません)。
 
■ 回路図
    -  回路図を下に示します。
    
        
	    -  トランスは 100V:12V 程度の物です。要するにテーブルタップのコイル部分が発生する磁束を捉えます。AC ケーブルが発生させる交流磁界は、トランスの1次側と2次側に電圧として現れますから、この両方を加算した電圧を利用します。
	    
 -  テーブルタップの線は、プラグとアウトレットの付近以外(中央部分)を1本づつに割いて、これを逆方向にリング状にします。実際には、トランスがぴったりと入るプラスチックの円筒形の容器(スプレー缶の蓋)に巻き付けています。こうすることで、コーヒーメーカには一切加工をする必要は無くなります。
	    
 -  回路上のフォトカプラは ON 状態で 232C の TX と RX を繋げるためにあります。
	    
 -  検出ソフトは説明していませんが、232C の通信ができる状態がコーヒーメーカの電源が入っている状態になるわけで、この状態を時間(秒単位)で把握します。
	    
 -  コーヒーメーカの状態は HTML + CGI で net 上に乗せてます。(DOS/V + FreeBSD)
	
 
    
     - 部品表は以下のようです。
    
	-  テーブルタップ(2m)....1
	
 -  トランス(100V-12V)....1
	
 -  コンデンサ(100u/25v)..2
	
 -  ダイオード(1S1588)....2
	
 -  フォトカプラ(TP-521)..1
	
 -  トランジスタ(C1815)...1
	
 -  抵抗(4.7k)............2
	
 -  コネクタ(Dsub-25p)....1
    
 
 
■ コメント
- <抽出タイミング>
保温中から、再度コーヒーの抽出を行うと、連続してコーヒーメーカの電源が入ったように見えてしまいます。
このため、抽出時間中は、オンしている時間が長い(数分)ことに注目し、オンしている時間が1分を越えると、再度、コーヒーを入れた事にしています。一日に何回コーヒーを沸かしたかをカウントする場合は、早朝にこのカウンタをクリアしておきます。別途、通算カウンタを用意するのも面白いでしょう。
 -  <保温の状態>
手もとのコーヒーメーカの保温状態は、約10秒のオン、約2分のオフを繰り返すことで保温をしています。平均的な動作時間はこんなものなのでしょう。ただ、一年中エアコンの入った状況なので問題はありませんでしたが、部屋の中で四季の温度を感じる環境であれば、日付によってパラメータを変える必要があるかも(笑)。
 
