電子爆竹を作ろう
(2004-2-1)
■ きっかけ
- パーティで子どもを喜ばせるのには、爆竹(花火)は最適なのだが、
- 家の中じゃ安全ではないし、音の調節もできないし。
- ということで「電子爆竹」が生まれることになる。
■ こんな感じで
- 構成について
- まず、大っきな音が必要。でも音質は爆発音なので適当で。
- スピーカはホーン型とする。
- 音の種類とかタイミングはプログラムで対応。
- 閃光の部分はどうしようか。
- 音作り
- 音のサンプリングは、実際に爆竹花火を用いて、Macintosh で採取した。何度も試したが、源音の迫力はコンピュータの音では再現できないように思う。
- これを別のプログラムで、C コンパイラ(68HC11用)が読める形式に変換した。
- 外部のボリュームの値をチップ内 A/D を通じて読み取り、自分がその場を離れてから音がなるような「セルフタイマー」機能を持たせた。
- プログラムでは一つの音を利用して、ランダムに音の大小、高低、発音タイミングを作りだし、いかにも本物っぽく感じる音作りとした。
- 回路構成
- CPU は適当でいいので省略。D/A 回路は、音質を問わないので簡略て「抵抗ラダー回路」とした。
- 音量調節にはボリュームを使うが、セルフタイマー時間もボリュームで設定する。
- アンプの IC は小型のもので OK。
- 電池でも動作する(下の写真の右奥にあるのが AC アダプタを外部電池ボックス替える)。
■ 写真
- 適当に組み上げた内部回路。
- ケースに入れて、スピーカと並べたところ。
■ 感想
- 写真屋から「使い捨てカメラ」を幾つももらって来て、フラッシュ回路を 20 個も付けた「周辺機器」も作った。(ケース写真の右側に延びている線がそれ)
- これは技術的には「どーだ!」という感じがしたが、実際には、"目に触れさせてはいけない代物"だし、また、その補助効果はさっぱり感じなかった(笑)。
- 安全で効果抜群なのは良いのだが、出番が少ないのが最大の難点。