Windows で Mac OS 9.x を飼う
(2006-10-1)
■ きっかけ
- Macintosh のエミュレータとして、BasiliskII(Mac OS 7.5.5) を利用していたが、母体マシンが SCSI で無くなったので暫く利用はしていなかった。最近、SheepShaver なるものが登場していたのでこれに切替えてみました。
- インストールに当たっては日本語サイトも沢山あるので皆さんもどうですか?
- SheepShaver だと Mac 9.2.2 まで対応しているのでとても嬉しいですね。
- そんなこんなをしていると気分が乗ってきて、自分のサイトイメージも Macintosh 風へとデザイン飛んでしまったのだった(笑)。(2006.10.1)
■ こんな感じで
- そうそう、こんな感じで動いていたなぁ、って懐かしく感じます。
- Windows 画面内で動作中の様子。(WindowsXP(SP2) 環境、Unix 環境、Macintosh 環境が揃った)
- X serve とか、他の Mac OS X とファイル共有を相互に行ったとしても、お互いの相手先のプログラムは動きません(当然)。
■ ソフトウェア
- インストール方法の具体例は Web にいろいろと情報がありました。(SD.dll、GDK、cddrive.sys のインストールを忘れないように)
- 一番面倒なところはネットワーク設定であったので、インターネット接続やファイル共有が出来てひと安心。
- 確認しておくべき設定部分を列挙してみました。
- Macintosh HD に相当するディスクイメージは、500MB から 1GB がよろしい。
- ROM イメージの抽出方法は、http://homepage3.nifty.com/toshi3/emu/sheepshaver2.html にあった記述どおりに、『アップデータからMac OS ROMファイルを抽出するにはInstaller SDK 1.2.3に収録されている「TomeViewer」というツールを使用すればよい。』として取り出しました。
- インストールに際しては CD ドライブ設定をしておく。
- ネットワークは母体の NIC を設定すると SheepShaver が落ちるので OpenVPN を利用する。
- 英語版でも、Language Kits を適用すると OS メニュー以外はほとんど日本語化が可能であった。ただし、英語版でインストール後、ロケール(日本語化)してしまうと update においては拒否されるメッセージがでる。
- Mac OS 9.x から、さらにアップデートしようと試みたがうまくいった試しがない。
- サウンドは一度コンパネを操作することで有効となる。(built-inをセレクト)
- Windwos のスクリーンセイバーで固まる? (CPU ignor Idle をチェックすると OK か)
- ネットワーク設定手順はこんな感じでした。
- 贅沢なことに、Windows マシンには現在 NICを 2 枚差しで使っており、その一方をウィザードを使って、プライベート IP アドレス空間を割り付けた。(Mac 192.168.0.2 G/W: 192.168.0.1 NIC 192.168.0.1)
- 時折、ネットワークが接続できなくなることがあったが、TCP/IP の再設定(保存)をすると復帰することが多い。
- グローバル IP アドレスをもつサーバとは、プライベート IP アドレスから、グローバル IP アドレスを付け替えて運用できる。
- 設定画面や動作状況のスクリーンショットアルバムがありますので、参考にしてみて下さい。
■ 感想・補足
- CPU 2GHz 程度の速度なら、当時の Macintosh の動作速度相当なのでした。
- 若干の不安定さが残っている感じを受けますね。なので、Windwos のタスクマネージャはいつも上がっているの状況です(苦笑)。
- Macintosh の(昔の)ソフトが動くのが嬉しいというより、classic Mac の動作画面が見られて嬉しいのかも知れないですね。